2011年05月28日

【劇場版】新劇場版エヴァンゲリオン:破【Blu-lay】

明日が仕事の休みということもあり、とりあえず見ていたけれど記事にしていなかったディスクをさらに1枚。
こちらは劇場で見ることが出来た。

「新劇場版エヴァンゲリオン:破」

一説によると、この新劇場版は、テレビシリーズの「第2週」にあたるという。
あえて前回の記事には書かなかったが、渚カヲルという謎の少年にして使徒が、オールラストに出てくる。
そこで「今度こそ君を助ける」という意味深な言葉をはいている。
ここで「第2週」という予想が補足されたのだろう。

“破”は、冒頭から激しい戦闘が展開する。

劇場アニメとしてのつかみはオーケーじゃなかろうか。
英語でのやりとりからすると、英語圏かー、場所どこだろってことで調べてみました。
どうやら北極圏に設置されたネルフユーロ支部の基地みたいです。
ベタニアベースのマルドゥック計画を頓挫させるために、加持リョウジが鮮烈な登場。英語をしゃべる姿を見るだけでも価値はありますね。

ベタニアとはWikipediaによると、新約聖書に登場するエルサレム近郊の地名。マルドゥックとは古代バビロニアの神の名。

“序”の続きになり、テレビシリーズの流れを継続する。

映像の綺麗さがより良くなる。
欲張った劇場版である。
CGの使い方がテレビシリーズの時からすでに洗練に近づいていた感はあったが、新劇場版となりCGなのか手描きなのかわかりにくいところまで進化している。
撃破した使徒の体液で水没する街の描画とか、手描きした人が発狂するんじゃないかと思ったりする。


人と人とのつながりを描いた本作は、テレビシリーズとは違った流れを有するため、そのテレビでは無かった「if」を見ることになる。

「シンジ大人になれ」

これはとあるシーンで、父親ゲンドウが息子のシンジに投げかけた言葉である。
中学生という微妙な年齢、15歳になれば戦国時代であれば成人になる年齢。
実際、自分の父親に「15歳といえば元服だ」と言われた。
ゲンドウの年齢と自分の父親と重ねることが可能であったが、はてさて。
だが、人とのつながりを描いている側面からすると、この台詞に掛かるウェイトはなかなかのものである。

碇シンジはこの劇場版にて、自らで行動することを選択できるようになる。
これは大人になる上でとても大事な一歩と考えられる。
激しい戦闘シーン、今回は本気でグロテスクなシーンを用意しているため、視聴は最低限そのあたりの映像を見ても大丈夫な年齢が良い。

映像美は十分に最高峰の一つと考えられる。
未見ならば見る価値がある。
























































原作・脚本・総監督庵野秀明
監督摩砂雪
鶴巻和哉
主・キャラクターデザイン貞本義行
主・メカニックデザイン山下いくと
作画監督鈴木俊二
本田 雄
松原秀典
奥田 淳
特技監督増尾昭一
副監督中山勝一
小松田大全
色彩設計菊地和子(Wish)
美術監督加藤 浩(ととにゃん)
串田達也(美峰)
CGI監督鬼塚大輔、小林浩康
撮影監督福士享(T2 Studio)
編集奥田浩史
テーマソング宇多田ヒカル(EMI Music Japan Inc.)
音楽鷺巣詩郎
制作スタジオカラー
共同配給クロックワークス
カラー
宣伝カラー
製作カラー







posted by 逢坂総司 at 04:55| Comment(0) | TrackBack(0) | 邦画 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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