2006年09月03日

獣王星第3話「仲間」

 第3話に入ると、重厚な設定の提示もとりあえず終了し、いよいよトールの物語が語られる。“獣の王”とならなければ、脱出することが出来ない、という。
 だから、トールは戦う必要があるのだが。 ティズを追いかけて、チェンがやってくる。
 力ずくで、というのがこの惑星でのルールである。
 また、チェンとサードは過去に何らかの関係があった。
 そういう人物の関係がちょっとずつ絡み合っていくのは、面白い物語には必要な条件なのかな、と思えてきた。サバイバルであるが故に、人物同士は友好的か敵対的か、利害関係だけだとしても関係しなければならない。

 サードの部下(?)のメガネ氏。名前がわからない。
 テロップを見れば、もしかして消去法でわかるんだろうか。

 また、トールの機転と、勝機の見極め方がより一層際立っていく回である。
 サンリング・フィメールのトップであるティズの隙を見極める力は、今後、獣の王となるために必要な力である。

 脱出の重要な情報を握っているかもしれないコリンという人物について、ティズが語った。

 第3話はいよいよ物語の歯車がグルグルと回転している感じがする。
 果実種は果実を守るが故に凶暴、という話から「ユノ」と「キマエラ」の違いが語られるあたりからしても、脚本が整っていると思うのだがいかがだろう。
 表情の描写や、ちょっとした仕草がしっかりと映像になっているので、映像にググッと引き込まれる。こういう映像を毎回作ってくれるのはありがたい。

 「ノイタミナ」という枠にやっているアニメーションは基本的にクォリティが高いのだが、「獣王星」もまた例に漏れず高いといえる。
ラベル:アニメ 獣王星
posted by 逢坂総司 at 02:00| Comment(0) | TrackBack(1) | テレビアニメーション | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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レビュー・評価:獣王星/chapter 03 仲間
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